地球が丸く見える展望台|中標津町の「開陽台 」
果てしない大空と広い大地のその中で...
この景色を見た途端、北海道を代表するあの有名な歌手の代表曲が頭の中をよぎりました。
広いって、こういうことをいうんですねー。
スマホカメラで北海道の広大さを表現しきれないのがちょっと残念...。
こんにちは、鶴雅デジタルディレクターの下澤です。
阿寒湖温泉から車で1時間半のところにある「開陽台」の展望台から見る景色はとても素晴らしいものでした。
地平線が大きな曲線を描いていることから「地球が丸く見える展望台」とも呼ばれています。
見渡す限り大地が広がり、その景観は330度。
残りの30度はこの山があるからってことのようですが、この山の景色もステキな景観です。
なだらかな丘陵地帯、草原、牧草地が広がる景色。
広すぎて一見何もないように感じますが、広場にはこの景色を知るためのポイントが何か所かあります。
二等三角点
見つけたときはこれが何を示すのかよく分からないままで、でも、取り敢えず撮っておこうと(笑)
調べてみたところ、山の高さを測るための基準点のようです。(ざっくりとした説明ですが)
この基準点は破損したりしてはいけないもので、もし壊れているのを見つけたら、国土地理院の地方測量部というところに一報入れる必要があるそうです。
この三角点は全国各地にあるそうですが、最も多い府県は北海道なんだそうですよ。
詳しくはこちらのサイトをご覧くださいね。→ 三角点について知ろう
北海道遺産 根釧(こんせん)台地の格子状防風林
中標津町、標津町、標茶町、別海町の4町にまたがる格子状防風林は、林帯の幅が約180m、格子の一辺が約3キロメートルで、その総延長は約648キロメートルにも及ぶ巨大な林帯である。
その名前のとおり、この林帯には古くから農作物や私たちを霧や吹雪による視界不良から守ってきた歴史がある。この特徴的な自然風景は2001年に北海道遺産として認定された。
広い景色の所々に濃いグリーンの帯状になっている場所を見ることができます。
これが防風林です。
この林は開拓時代に作られたもので、畑に雪がたまらないようにしているそうです。雪溜まりを防ぐことで雪解けが早くなり、その分農作物の準備に早く取りかかれるということなんだそうです。
人工物でないので野生動物の住処になったり、自然保護の役目も果たしているそうです。
酪農のプチ歴史
道東は酪農が盛んな地域です。
私は牛乳が飲めないので、牛=牛乳っていう思考が欠落していました...
牛のオブジェがあるのがとても不思議でした(笑)
展望台の一角に「牛乳の歴史」「チーズ文化」のコーナーがあって...思わず納得でした。
だから、ソフトクリームが各所にあったりもするんだ〜って。
気づくのが遅すぎですよね(笑)
牛乳は飲めないけど、ソフトクリームはいけます。
北海道のソフトクリームは味が濃くて美味しいんですよね。人気があるのも頷けます。
開陽台展望台の施設内で販売していたソフトクリームにはハチミツがかかっていました。思ったより甘々にならず、ハチミツの香りがプラスされて美味しかったですよ〜。
開陽台は「日本の展望スポットランキング2015」にランクインしています。
そして、ライダーの聖地でもあるそうです。(ツーリング小説「振り返れば地平線」の舞台になっているそうです)
眺めの良さもですが、開陽台展望台に続く道(ミルクロード)の続き方も人気の一つだと思います。
バイクもいいですが、車のドライブでも気持ち良かったですよ。
ドライブコースにおすすめなスポットです。