鶴雅リゾートデジタルコンシェルジュ

北海道のホテルグループ 「鶴雅リゾート」デジタルディレクター下澤美香がお伝えする、北海道旅行を楽しむポイント

阿寒岳の伝説 〜魔神ニッネカムイの暴虐〜

むか〜し、昔、遥か昔。

雄阿寒岳(ピンネシリ)と雌阿寒岳(マッネシリ)は夫婦の山でしたが、雄阿寒岳には北見留辺蘂(るべし)の裏にあるポンヌプリ(アイヌ語で「小さい山」の意味)というお妾さんがいました。

手前が雄阿寒岳。奥に見えるのが雌阿寒岳。(双岳台から望める景色)

 

あるとき、魔神のニッネカムイが現れて「山のくせにお妾さんがいるとは生意気だ!」と、持っていた槍で雄阿寒岳を突き刺し、ついでに何の罪もない雌阿寒岳の頭を突き飛ばしてしまいました。

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左が雌阿寒岳。右は阿寒富士。 何もしていないのにとばっちりを受けた雌阿寒岳が可哀想

その槍跡が雌阿寒岳の旧噴火口にあたるそうです。

 

そして、2つの山を痛めつけた魔神はつづいてポンヌプリをも突き飛ばそうとしましたが、その槍先が逸れて七曲に止まってしまい。、その槍跡は深い沢になりました。

 

この魔神の暴虐を恐れたポンヌプリは留辺蘂から逃げ出して、屈斜路湖畔に移ってしまいました。それが今のどの山にあたるかはわからないままですが、その山の一方からは赤い水が流れて出ているといいます。これは山の涙だそうです。

 

そして、ポンヌプリのあったところは現在、沼になっているそうです。

屈斜路湖とその周辺の山々

屈斜路湖とその周辺の山々

こうした事があって以来、阿寒の人が屈斜路湖上に出ると必ず、にわか雨が降ると伝えられています。

 

 

更科源蔵
北海道伝説集 アイヌ篇 より

 

雌阿寒岳の青沼赤沼 〜雷神の遊び場〜

雌阿寒岳頂上に達すると、旧火口の底に不気味な青沼と赤沼とが見下される。

 

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雌阿寒岳山頂 (写真引用元:阿寒湖畔エコミュージアムセンターHP http://business4.plala.or.jp/akan-eco/meakandake.html

 

ここは昔から雷神の降りるところと言われていて

青沼は「カムイ・シンプイ(神様の井戸)」

赤沼は「フレ・トー(赤い沼)」といわれ

雷神が降りてきて遊ぶところなんだそうです。

 

更科源蔵
北海道伝説集 アイヌ篇 より

阿寒岳と阿寒湖の創成

むか〜し、昔、遥か昔。

 

この世の中はまだ海ばかりでした。

 

神様は海ばかりでは面白くないと、いろいろな山を創ります。
阿寒もそのときにできたものです。

 

ところが、一つだけでは淋しくて可哀想にみえたので、もう一つ創って夫婦山にしました。


それがいまの雄阿寒岳雌阿寒岳です。

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6月の雄阿寒岳

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ボッケの森遊歩道から見える雌阿寒岳

 

そして、その時できた湖に休む場所があったほうがいいと考え、ところどころへ島も創りました。

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湖畔に一番近いのが「小島」


阿寒湖の中の島々は神様の休憩所、ということです。

 

 

更科源蔵
北海道伝説集 アイヌ篇 より

 

鶴雅リゾートデジタルコンシェルジュの役目

令和元年、新しい年号とともに鶴雅グループで新しい取り組みが始まりました。鶴雅リゾート各館のことや道東観光の発信量を増やすということで、SNS発信を強化していきます。


5月1日から、SNS発信担当として仕事をすることになりました下澤美香です。
どうぞよろしくお願いします!

 

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SNSに限らずですが、発信というのは自分が実感していないとできないことです。
鶴雅リゾートの良いところ、北海道、道東の良さを実感するために、長野県から北海道に引っ越してきました。拠点となるのは、鶴雅リゾートの本部がある阿寒湖温泉です。

 

じつは2年前、「あかん湖鶴雅ウィングス」に初めて泊まったとき、とても興奮しました。師匠の藤村先生のクライアント先だということもありましたけど、それ以上に内装の素晴らしさ、行き届いたサービス、ワンダーランド的な大浴場。
数々の設備にテンションがあがって、北海道という土地にいることがとても素晴らしいと思ったんです。

そして、館の辺りにある阿寒湖は素晴らしい景色でしたし、なんといっても心身が浄化される感じを受けました。

そのとき「私、絶対にまたここに来る!」
そう自分自身に宣言していたんです。

それがまさかこんな形で実現するとは思ってもいませんでした。

 

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お気に入りの阿寒湖ショット

 

簡単に私の自己紹介をしますね。

本業はSNSコンサルタントです。といっても、まだ4年目ですけど。
その前は業界歴25年のスナックのママをしていました。身体を壊して営業を続けられなくなってしまったんですけど、お客さんとつながる商売は続けたくて。

 

本来はデジタル音痴で、スマホやパソコンはもちろん、機械系に弱いんですが、SNSという仕組みはお客さんと直につながっていける仕組みなので、接客業の基本であるお客さんとのつながりがより強いものにできると猛勉強して、SNSを使いたいという店舗事業主さんや企業さんに向けてレクチャーしています。

 

SNS発信の操作は慣れることが一番です。
私は操作やテクニック法より、お客さんとのやり取りができるようになるのが楽しくて、そのやり取りがもっと広がったらもっと楽しくなる、そう思っています。

 

楽しみがたくさん広がるよう、北海道の魅力、鶴雅リゾートの楽しみ方をどんどん発信していきますね。

そして、北海道旅行をより身近なものにしてもらえたら嬉しいです!

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