懐かしさがただよう「北見ハッカ記念館」
ハッカ(薄荷)が日本語だったとは知りませんでした...
「薄荷」とは、入り交じって群がり生える(薄)地下茎の草(荷)という意味なんだそうです。
そしてハッカは和種、洋種の品種によって香りが全く違うんです!
ハッカの力を見直しました。
阿寒湖から1時間強のところにある北見市。
戦前はハッカの世界シェアの7割を占めていたそうです。
その後、合成ハッカができるようになって、天然ハッカが衰退してしまったという経緯があるそうです。
ですが、和種(日本産)のハッカはとても濃度が高く、ハッカの結晶ができるのは和種ならではのものなんだとか。
そして、ハッカの成分は私たちの生活品の中にたくさん使われているそうです。
そんな経緯を教えてくれたのは「北見ハッカ記念館」でした。
とてもこじんまりした建物で、展示物を見るだけならサクッとまわれてしまいますが、館員さんの説明を聞いたあとにまわると、見どころや展示物を興味深く見ることができます。
建てられたのは昭和10年(1935年)
当時はハッカの研究室だったそうです。
2階建てで、2階に展示室には、かつての北見薄荷工場のジオラマと、昭和29年昭和天皇が行幸されたときにご使用された椅子とテーブルが展示されています。
1階はかつての工場で使われていた機械類の展示や、「北見薄荷」の歴史がわかる映像が流れていました。
記念館入り口には、美しいハッカの結晶が展示されています。
このハッカの結晶は日本産のハッカからでしかできないんだそうです。
ハッカはいろんなものに使われてるんですねー。知らなかったー!
— 鶴雅デジタルコンシェルジュ (@tsurugaresort) August 1, 2019
そして、日本産のハッカでないと、このハッカの結晶はできないんだそうです。
すごいな、薄荷(ハッカ)
ちなみにハッカは日本語なんだって!これも初めて知りました。#北海道旅行#道東観光 pic.twitter.com/bEzhdgd2rt
隣にあるハッカ蒸留所では実際にハッカ精製をしてました。
その蒸留水は化粧水としても使えるそうです。販売もしていました。
日焼けしたときに使うといいかもですね。
ハッカ油を精製してます。ハッカは蒸して作るんだそうです。#北見ハッカ記念館 の隣にある #薄荷蒸留所 でも丁寧な説明をしてもらえました。
— 鶴雅デジタルコンシェルジュ (@tsurugaresort) August 1, 2019
ハッカの草の匂いがとてもいい感じです。#北海道旅行#道東観光 pic.twitter.com/BMMW7KdcWs
バカにしていたわけではないんですけど、どことなく「ハッカでしょ⁈」って思ってた んですよね。
でも、天然素材で素晴らしい効能があるものだったということで、いろいろ見直した次第です。
知らないって、ソンですね。
そして、外の庭には和洋様々なハッカが植えられていました。
・ジンジャーミント(洋種)
・ほうよう(和種)
それぞれ葉っぱの裏を軽くこすると、香ってきます。
その香りをそれぞれ嗅いでみると、全然違うんです。
馴染みのある香りものもあれば、とても爽やかで優しい香りのものまでと、ハッカの種類の多さにただただ驚くばかりでした。
懐かしさがただよう北見ハッカ記念館は、ほっこり気分になれる観光スポットでした。